このブログで探求していくこと

精神論ではなく、「整理」を

「なんとなくの練習」を終わらせるために

なぜ、私はマリンバの「身体知」を言語化し続けるのか
ブログ設立のご挨拶

なぜ、僕はマリンバの
「身体知」を言語化し続けるのか

はじめまして。プロマリンバ奏者の石原慎之助です。長年、日本とヨーロッパの教育現場で、演奏と指導に向き合ってきました。

舞台に立ち、音を追い続け、本番で崩れ、修正し、また舞台へ戻る。

その繰り返しの中で、僕はずっと、ある疑問を持ち続けてきた。

「なぜ音楽の世界は、ここまで
“感覚”という言葉で片付けられてしまうのだろう。」

速いパッセージが弾けない。本番になると腕が固まる。マリンバの音色が飛ばない。脱力しているつもりなのに、なぜか肩だけが苦しくなる。

すると多くの場合、「もっと練習しよう」「気合いが足りない」「才能の差かもしれない」——そんな言葉で終わってしまう。

でも、本当にそうだろうか。

* * *

僕自身、本番で思うように身体が動かず、何度も苦しんできた。家では弾けていたのに、舞台に立った瞬間、急に腕だけが重くなる。マレットが音板に刺さる。音を飛ばそうとするほど、逆に音色が痩せていく。

昔の僕は、それを「精神力の問題」だと思っていた。

でも、海外の教育現場で多くの奏者と出会い、その考えは完全に壊された。

本当にレベルの高い演奏家たちは、感覚だけで演奏していなかった。彼らは、異常なほど自分の身体を観察していた。なぜ腕が固まったのか。なぜ本番で重心が浮いたのか。なぜ速くなると音色が荒れるのか。感覚で終わらせず、原因を一つずつ分析していた。

その姿を見た時、僕は強く思った。

演奏とは、魔法ではない。
呼吸、重心、脱力、筋肉、神経の伝達。
それらすべてが関係する、
極めて精密な身体運動なのだと。

だからこそ、「なんとなく」を整理し、身体を論理的に理解できれば、演奏は変えられる。僕は、そう信じている。

* * *

このブログで探求していくこと

このブログは、演奏会情報や教室のお知らせを書く場所ではない。僕が世界中の現場で学び、試し、失敗し、積み上げてきた「身体知」を、できる限りわかりやすく整理していく場所だ。

テーマ 01

演奏と身体

なぜ速くなると腕が固まるのか。なぜ本番だけ崩れるのか。マリンバ演奏に必要な身体設計を、精神論ではなく実践ベースで掘り下げる。

テーマ 02

教育と思考

「才能」とは何か。なぜ伸びる子と止まる子がいるのか。綺麗事ではなく、教育現場で本当に起きていることを書く。

テーマ 03

表現と人生

舞台の恐怖。孤独。挫折。それでもなぜ人は音楽を続けるのか。演奏技術だけではなく、音楽と生きることについて正直に書く。

テーマ 04

AIと音楽

AI時代に、演奏家はどう生きるのか。身体を持つ人間にしかできない表現とは何か。最新技術との融合を考える。

* * *

精神論ではなく、「整理」を

このブログでは、耳障りの良い根性論は書かない。「もっと頑張れ」ではなく、どこで身体が止まり、なぜ音が崩れ、どうすれば修正できるのか——それを、現場経験と身体の視点から、一つずつ整理していく。

僕は、”才能がある人”よりも、自分の身体を観察し、修正し続けられる人の方が、最後に伸びると感じている。

もしあなたが今、頑張っているのに伸びない、本番になると崩れる、何を直せばいいかわからない——そんな場所にいるなら、このブログはきっとあなたの力になる。

* * *

音楽は、身体を正しく理解すれば、もっと自由になる。もっと深く響く。そして、もっと楽しくなる。

僕自身、長い時間をかけて、遠回りをしながら、それを学んできた。だからこそ、自分が苦しみながら見つけたことを、できる限りわかりやすく残していきたい。

「なんとなくの練習」を終わらせ、本物の演奏へ進むために。これから、この場所で一緒に探求していこう。

石原 慎之助
* * *

本番でだけ腕が固まる——
その理由を、一緒に整理しませんか。

頑張っているのに、本番だけ崩れる。その原因は、才能ではなく、身体と練習設計のズレかもしれません。現在の演奏状態を整理し、どこで身体が止まっているのかを客観的に分析します。オンライン無料相談・演奏チェックを行っています。

本番で崩れる理由を整理してみる
石原慎之助
この記事を書いた人

石原 慎之助

プロマリンバ奏者。桐朋学園大学を首席卒業後、ベルギー政府奨学金を得て留学。ブリュッセル王立音楽院・アントワープ王立音楽院を首席修了。第3回世界マリンバコンクール第2位、TROMP国際音楽コンクール第3位ほか、国内外で多数入賞。ソニー・ミュージックよりメジャーデビュー、15枚以上のアルバムをリリース。テレビ朝日「関ジャム」、JR東海「そうだ 京都、行こう。」CMなど多数出演。YAMAHAアーティスト。演奏だけでなく、「身体から音を変える指導」をテーマに、国内外で後進育成を行っている。

公式ウェブサイト →

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